-東洋医学の人体の考え方-
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西洋医学と東洋医学の違い
人間をミクロの単位に縮小し、病気治療のために、拡大鏡や顕微鏡が使われるようになり、やがてエックス線診断装置やMRI、各種内視鏡
などが発明されてきた。
これに対して東洋医学は「マクロの医学」と言われています。人体を一つ有機体とみなします、つねに全体のバランスを視野に入れて病気を
考えていくものだからです。病気を病巣の部分だけで捉えようとせずに全身の各部から診断したり、病巣とは一見無関係なところからアプローチして
治療したりします。また自然と一体感を重視するというのも大きな特徴で、季節や住環境の変化、食物の変化などが人体にどんな影響を及ぼすか
についての研究も、活発に行われています。
我が国に「気の思想」が、導入されたのは、中国から文字がまたらされてからである。 我々日本人が日常に使ってる言葉の中で「気」(氣)に関係してるものは数多く見られる。「気が利く」 「気心が知れない」 「気位が高い」 「殺気を感じる」 「天気」 「風囲気」 「気味が悪い」 など例をあげればきりがない。 人間にはこのように何らかのエネルギーである「気」が流れている。 だから気が病むと そう! 「病気」になるし。それが元に戻れば 字のごとく「元気」になります。 気には色々な働きがある。 気の名称は、その主な活動部位と働き方によって異なる。
気は、血・水と共に体の中を順行している。気によって、血も水も動かされている。
気の順行が阻害されると、血や水の順行も阻害される。(血水は物質であり。気は陽であり、気は目に見えないエネルギーと考えられる)
気は,臓腑を中心とした人体の活動を支えるエネルギーのようなものである.気には色々の働きがある.気の名称は,その主な活動部位と働き方によって異なる. 一般的によく用いられる気の分類としては,原気(元気)・宗気・衛気・営気(栄気)の4つに分ける方法がある.
●気が不足した状態を、気虚といい、治療は「補気法」という治療法を使います
気の症状
@上気 (気が上方へ衝き登る型)
A気滞 (喉の付近に気が停滞する型)
B気虚 (気の不足)
ここでは,人体を構成する4種類の気(後述)が原料としている材料について学習する.
水穀
の精微(水穀:飲食物,:栄養物質) 自然界の清気(今でいう酸素のようなもの) 先天の精気(先天的に親から受け継がれるエネルギー)水穀(飲食物)の精微は胃で吸収された水穀の中から,脾や小腸が分別する有益な「清」なる物質のことである.そして,分別された水穀の精微は,脾によって吸収・運搬され,気・血・津液の生成に運用される.
自然界の清気とは,肺が吸入した大気中の有益な物質のことである.現代医学でいえば酸素に相当する物質と考えられる.また「肺は呼吸を主〔つかさど〕る」といわれ,呼吸活動が肺の重要な生理作用の一つとして古典に示されている.
先天の精気とは,両親から受け継ぎ子孫に伝えられてゆくもので,特に生殖や発育に関与するものである.また「腎は先天を主る」といわれるように,先天の精気は腎中の精気でもある.
| 気の 種類 |
説明 | |
|---|---|---|
| 原気 | 定義 | 両親から受け継いだ、生命活動の原動力。 |
| 生成 | 先天の精より生成され、後天の精気により補給される。 | |
| 集まる 場所 |
臍下丹田 | |
| 宗気 | 定義 | 上焦(心・肺)の機能を支え、推し進める |
| 生成 | 自然界の清気と水穀の精微が交わって生成される。 | |
| 集まる 場所 |
胸中(|中:だんちゅう) | |
| 営気 | 定義 | 血液と共に流れ、全身の滋養を行う。 |
| 生成 | 水穀の精気より生成される。 | |
| 集まる 場所 |
脈中を流れる。 | |
| 備考 | 血と一緒に流れるので、営血といわれる。 陰に属すので、営陰ともいわれる。 栄気と書かれることもある。 |
|
| 衛気 | 定義 | 脈外を流れ、全身を防御・温煦する。 |
| 生成 | 水穀の悍気より生成される。 | |
| 集まる 場所 |
脈外を流れる。 | |
| 備考 | 陽に属すので、衛陽ともいわれる。 | |
本来気の機能は5つであるが、最近は栄養作用を入れて6つにする解釈もある。
| 機能名 | 解説 | |
|---|---|---|
| 推動作用 | 生理 | 生体の各種の機能を推し進める働き。 |
| 病理 | 成長の遅れ、早老 | |
| 温煦作用 | 生理 | 生体を温め、体温を保持する働き。 |
| 病理 | 冷え、機能の低下 | |
| 防御作用 | 生理 | 外邪に対する防御、擾乱に対する自己調節、破壊に対する自己修正 |
| 病理 | 外邪に侵されやすい、病気が回復しにくい | |
| 固摂作用 | 生理 | 各種体液を生体につなぎとめる働き。 |
| 病理 | 出血傾向、遺尿、自汗、多尿 | |
| 気化作用 | 生理 | 生体の物質の転化を行う(代謝を行う)。 |
| 病理 | 五臓の機能低下 | |
| 栄養作用 | 生理 | 生体を滋養する働き。 |
| 病理 | 痩身、機能低下 | |
| 名称 | 解説 |
|---|---|
| 正気 | 生体に本来存在する気。生体の活動を支える気。 |
| 邪気 | 生体の内外にあって、生体の働きを損なう気。 |
| 経気 | 経絡を流れる気 |
| 臓気 | 臓腑に存在し、その働きを支える気。 |
| 胃気 | 胃にあって、胃の働きを支え、後天の気と深い関係にある。基礎体力のような気 |