2-03,血

 

オ血の成因

体質、月経異常、打撲、熱性疾患による溶血、門脉の鬱血、ホルモン異常、自律神経失調症、感染症、他

 

●血が不足した状態を、血虚といい、治療は「補血法」という治療法を使います

 

○血滞の症状

●腹中の抵抗物(小腹急結)

●便秘・硬い便・黒い便

●腹満(自覚症状が重要です)

●顏色黄色、唇、青黒い

●口渇(口乾は含まない)

●皮膚カサカサ、青筋、紫斑

●手足や掌のほてり(血虚)

●健忘症、精神疾患

●月経異常、出血傾向

 

一般の駆オ血剤の流れ

● 桃核承気湯→→桂枝茯苓丸(加味方)(甲字湯)→→温経湯

 

血とは,脈中を流れる赤色の液状物をさしている.血の流れる管を血腑・血脈という.

2-03-01,血の生成

血の生成には,大きく二つの過程がある.一つは,水穀の精微から生成される過程であり,もう一つは,精から化生される過程である.

一つめは,水穀の精微が脾に運ばれると営気が生成され,水液の有益な部分からは津液が生成される.脾は水穀の精微から直接血を生成するほか,営気と津液を合成して血を生成する.そしてこの過程では心火(心陽)の温煦作用が加わって,血が赤色を呈する.

もう一つは腎精化血である.腎陽の温煦により腎精が血に転化して脈中に入る.またその反対に精が不足すると,血が精に変化して精を補充する.このように精と血は相互資生・相互転化する関係にあるので,「精血同源」といわれる.

なお,「血」のことを「営血」と呼ぶことについては先に学習したとおりである.

2-03-02,血の働き

血は,営気と共に脈中を流れ,四肢や臓腑を潤し,その働きを支える.

血は,夜,臥床時に肝に戻るもので,覚醒・活動時には,必要に応じて脈中を流れて全身を循り,知覚活動や手足の動作や運動などの活動を円滑に行わさせる.

2-03-03,血と五臓の関係

血は,心肝脾と関係が深い.

  1. 心は,脈を介し血を全身に送り出し,血の循環や拍動に関与する.(心主血脈)
  2. 肝は,血量を配分し,昼夜の別や,活動する部位,器官に応じて血量を調節している.(蔵血)
  3. 脾は,血の生成に関与し,全身的な血量の多少に関与している.また,栄気を介して血が脈外に漏れないようにしている.(統血)
  4. 肺は,治節を主る作用により,心の拍動を律動的になるよう,調節している.また血に清気を注入し,濁気を発散する.
  5. 腎で,腎精と転化し合う.
【血の生理】
  1. 眼を滋養…物が良く見える
  2. 筋骨・関節を滋養…筋骨が強くたくましい・関節運動スムーズ
  3. 足を滋養…正常歩行ができる
  4. 掌〔てのひら〕を滋養…物をしっかり握ることができる
  5. 指を滋養…しっかりとつまむことができる
【血の病理】
  1. 眼は乾燥して動かしにくい・視力低下
  2. 関節の動き悪い
  3. 四肢のしびれ
  4. 皮膚がかゆい
  5. 筋力低下

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