証による 標準の治療穴
肺虚 太淵(補) 太白(補) 陽池(補)
脾虚 太白(補) 大陵(補) 陽池(補)
腎虚 復溜(補) 經渠(補) 委陽(補)
肺虚肝実 難経七十五難型 復溜(瀉) 陽池(瀉) 陽谷・養老・支正(瀉) 
脾虚肝実 太白(補) 懸鍾(光明)(瀉) 陽池(補)

 

糸練功とは



三叉神経痛をともなった肩こりが出にくくなった症例

1970年生 34歳 (N10191

この方は、以前から当院に通院なさってる患者様です。

今回、数年前には酷く症状として現れていた、三叉神経痛とそれに伴った?肩こりが取れた症例報告である。

平成17年1月頃

糸練功にて 左三叉神経反応穴(木下反応穴)にて 4合を確認 肺虚肝実証にて治療 基本穴による。

 

3月頃 時々痛む程度(忘れるときさえある)ようになってきた。ここで経別脈診をして、適法処方してみた

 腎陰証 臓腑病 麻黄附子細辛湯証である。(提携の薬剤師に依頼しました。)

 

4月頃 3月に治ったときほどは、良くもなく悪くもなくと停滞気味である。 この時期は 肝の旺気(春)との関係か

肝の変動がよく見られた。

 

再度 糸練功にて経別脈診をした結果  経絡病肺陽証8合2+ 適法は 四逆散証である。 1日2包づつ服用していただいた(提携薬剤師に依頼)

鍼灸では、肺虚肝実証である。 悪血は随分以前から診るとましのように思われる。

 

4月下旬 痛みはほとんどない、 食欲 睡眠 に問題は無し 便通には下利気味で腹痛があるという 脾の変動か?

尿回数は人より多いとおしゃって 、タバコは1日10〜15本である おそらくこのタバコで 肝火の陽交にて肝の変動が出るように思われる。

頭痛は前頭痛が時々ある、寝る前に動悸 寝ると無くなる 腎火陽交か?(腎特に命門の火が勢いがでて、陽中の陽である心を冷やす事が出来ない。)

舌診にては、脾胃の箇所に、黄色の苔がかなり濃い  裏証熱証と診る 脈診 緊脈・数脈

便秘や口渇動悸などから、四大病形としては、陰虚証と断定 脾虚証にて治療 (基本穴)

予後結果

左上顎 7合2+→10合  下顎 7合3+→10合→ 左肩凝り7合(当初は3合ぐらい)→10合2+まで回復

 

以降 四逆散(湯液)と鍼灸にて、定期診療(2週間に1回)にご来院頂いてます。

 

 

 

 

 



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