証による 標準の治療穴
肺虚 太淵(補) 太白(補) 陽池(補)
脾虚 太白(補) 大陵(補) 陽池(補)
腎虚 復溜(補) 經渠(補) 委陽(補)
肺虚肝実 難経七十五難型 復溜(瀉) 陽池(瀉) 陽谷・養老・支正(瀉) 
脾虚肝実 太白(補) 懸鍾(光明)(瀉) 陽池(補)

 

糸練功とは


長年の上肢神経痛に悩む男性

昭和37年生 42歳 (N12377

9月8日 初来院

とある営業の途中で、当院の看板が目に入り立ち寄ったと言われてました。

上肢の神経痛が特に目立つことを強く訴えられました。

望診 舌診 水毒 熱証 脾 腎に苔が多い

糸錬功

五志の憂 0合

頸肩ともに2合 顎関節診(音素診)=2合

音素診= C 4・5= 2合 Th=4/5 2合 L=2合

顎関節のずれから起こってるものだと推察される。

証=脾虚証 太白 大陵 陽池 を用いる

予後診断 五志の憂=8合 頸肩=10合 に回復

 


9月22日

望診 水毒

問診=頸の重さがよれた感じがするとのこと。

以前から良く起こっていた、こむらがえりもあまりだなくなったといっておられました。

証=脾虚

10月6日

望診  舌診=水毒

問診=全体的に良くなってきた。こむらがえりはほとんどといっていいほどなくなった。

証=脾虚証 同穴

 


10月28日

望診 舌診=水毒(弱)

右手の上肢の痺れ、初来院時の1割程度

証 肺虚肝実証 復溜 瀉 陽池 瀉 陽谷 瀉

五志の憂=8合〜10合に回復

来院時の時点で、五志の憂8合となった。

 


12月4日

五志の憂=6合

右手の痺れがきつくなった。 糸錬功で愁訴診をすると2合であった。

経筋治療=手陽明 手少陽 手太陽 瞬時に糸錬功で9合回復

痛み・痺れもおさっまた。

 

これから以後は、来院されなくなりました。実はこの後の症例報告にあります。奥様と一緒に

来院されていたのですが、奥様によると、現在痺れは、ほぼ消失してるとのことでした。

一時卒院扱いにさせていただきました。

 


考査=やはり経筋治療では、筋の痛み、ひきつり。けいれん等を瞬時にとることを再確認できた症例でした。



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