証による 標準の治療穴
肺虚 太淵(補) 太白(補) 陽池(補)
脾虚 太白(補) 大陵(補) 陽池(補)
腎虚 復溜(補) 經渠(補) 委陽(補)
肺虚肝実 難経七十五難型 復溜(瀉) 陽池(瀉) 陽谷・養老・支正(瀉) 
脾虚肝実 太白(補) 懸鍾(光明)(瀉) 陽池(補)

 

糸練功とは



肩関節周囲炎と腰痛で悩むご婦人

昭和13生 67歳 (N12444

17年8月24日  初来院

当院へ通院されている介護職員のかたから紹介を受けて来院されました。

問診にて、寝付きが悪くイライラが多く、背中のコリや痛みがあり腰痛があり、暑がりだと言われました。舌下静脈はやや怒脹気味(オ血)

四大病型で分けると、陰虚証か陰実証と思われる。

糸練功(気功)で調べると、 左肩(経筋) 2合±0 腰部2合+2 であり、音素診(糸練功による脊椎診断)をしたところ異常は見られなかった。

左肩は丁度胸部と上肢の間(手太陰肺経の経絡上)が痛むと言われた。前方挙上困難ということもあり、おそらく肩関節周囲園(いわゆる五十肩)と思われる。

肺虚肝実75難型 陰実証と証を立て 經金穴(末端から4番目の経穴)を用いて営気の補法(瀉法)、手の少陽三焦経陽池の瀉、手の太陽小腸経の支正の瀉を用いた。

 

9月3日

夜間の痛みは大分ましになったが、未だ肩関節の炎症がおさまらず苦しんでおられました。湯液療法も加味し、糸練功の結果、脾経絡病陰証3合+1

芍薬甘草湯証である、代用薬方C接骨木葉製を1日3包を投与。 もしこれでうまくいかないときは、スクワレンを足すことを考慮していました。

 

9月8日

糸練功(気功)にて来院直後調べると、 脾経絡病陰証6.3合+1 が肩関節と腰痛の箇所に出ました。 これは異病同治(場所が異なり違う病に見えるが、

治療は一つの方法で、一辺に治る)と判断しました。 脈診・腹診の結果、脾虚肝実証で、経金穴を選穴しました。

今回の来院直後で合数が6合を越したのは、漢方薬(湯液り療法)が功を奏したと考えています。

 

9月10日

腰痛・肩関節周囲共に糸練功でしらべると、脾経絡病陰証8.8合±0でした。前回と同じ証、脾虚肝実証で治療

直後は、9.8合±0となり、 「今まで、背中を洗うとき、手が後ろに回せなかったが、いや〜回るわ〜〜 いや〜全然痛くないわ〜」と本当に大喜び

でした。 次回診療いただき、高い合数の場合、定期プログラムの見直し(診療回数を減らす)にかかる予定です

 

考査 

この方の場合、早期から湯液療法を組み合わせたのが、良かったと考えています。また以前に胃をてきじょするOPをやられておりましたので、東洋医学的には

脾胃の臓腑に何らかの変調が起きやすいと考察しました。 脾の運化昇清作用に異常が出たものと考えます。またこの方は、真面目に漢方をきちっと服用されました

初めは、刺さない鍼で、熱くないお灸で本当直るのか半信半疑でしたが、治ったので驚きを隠せない感じでした。

東洋医学では、痛む場所が違うのに、漢方理論上同じ証(同じ症状・病因が同じ)と判断できた場合、一つの治療で、療法が一辺に治癒します。

この方の場合、診療は4回目程で、回復されました。

東洋(漢方)医学独特の治療法だと思います。またこのご婦人には、1週間2回とハードなスケジュールで来院頂いておりました、来週から2週に1回単位で診療を

行い。再発防止プログラムに入っていきたいと思います。3ヶ月後とも、来院時の時点で、糸練功にて8合〜10合を示すようであれば、卒院をしていただき、自由診療となります。

 



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